ドライヤーが苦手な子

MAX98_hitoriburanko2014053150うちの娘(7歳)は小さい頃からドライヤーが苦手です。
娘の髪は私に似てとても量が多くてボリュームがあるので、お風呂上がりはドライヤーをかけないと寝るまでに絶対に乾かないのですが、とにかくドライヤーをかけることを嫌がります。ドライヤーが苦手な一番の理由は「音」です。ドライヤーの「ゴー」という音が娘にとっては物凄い大きな音のように聞こえるらしく、怖いのです。それとあの小さい物体から熱くて勢いのある風が出てくるというのも娘にとっては何とも言い難い恐怖があるようです。
そういえば娘はドライヤーだけではなく掃除機も苦手で、「ウィーン」という音とともに掃除を始めると「ギャー」と言って走って逃げるし、トイレの水を流す音も怖いので自分で水を流せなくてトイレから「水流してー」と呼ばれるし、アンパンマンの映画を観に行ったら音がうるさいと言って終始耳を塞いているし…ちょっと大きめの「音」に対して敏感な子供なのかもしれません。
私が毎晩お風呂上がりに洗面所でドライヤーをかけ始めると、近くにいた娘は「キャー」と言って走って逃げて行きます。でも濡れたままの髪で寝ると頭皮に悪いし、細菌が繁殖して頭が臭くなるかもしれないし、困ったな…と思って、音の出ないドライヤーってないのだろうかと考えたりしていましたが、仕方ないので最近は扇風機の前に娘を座らせて髪を乾かしています。

スイミングスクールで髪を乾かす

小学生の頃、週に2回、スイミングスクールに通っていました。泳ぎ終わって着替えたあと、大きな風が出る機械で皆で髪の毛を乾かしてから帰るのですが、ちゃんと乾かしたかどうか先生のチェックがあります。OKがでないと帰れません。
私は要領よくいつも一番に着替えて更衣室を出るのですが、毎回更衣室を出るのは一番始めの方、でも、スイミングスクールを出るのはいつも最後の最後でした。終わるのは暗くなってからなので、母が迎えに来てくれましたが、いつも遅いので疑問に思っていたそうです。
当時、長い髪をポニーテールにして通っていたのですが、乾かしても乾かしても全然OKがでません。そのうち、どんどん追い抜かれて、明らかに乾いていない人も、なんとなくスクールバスを待たせたらいけないという先生の配慮があったのか、すごくチェックが甘くて、子供ながらに不公平を感じていました。それが毎回なので、だんだんストレスに感じてきました。
ある日、やっぱり最初に出たのに最後になったので、入り口で待ってくれてる母親の顔を見た途端、涙が溢れてしまいました。母も察してくれたのでしょう。先生に直談判してくれました。先生は、「風邪引くといけないから」と母に言いましたが、母も「毎回見てたら、うちの子は一番に更衣室を出てくるのにいつも最後でおかしいなと思っていました。バスの生徒さんたちは明らかに乾いてない子も居るのに、バスの生徒さんも風邪ひきますよねぇ。」と私の気持ちを代弁してくれ、先生も「歩いて夜風に当たるから」とか「帽子をかぶったらいいですよ」とか訳のわからないことを言ってきましたが、それ以来、少しは帰るのが早くなったというようなことはなく、相変わらずでしたが、母が私のことをちゃんと見ていてくれたという安心感から、不思議と気にならなくなりました。あのとき、髪を少し短くするとか、すいて少なくするという選択肢は考えもつきませんでした。
今でも自分の髪をドライヤーで乾かすとき、ふとした瞬間に思い出してしまいます。私も母のように言わなくてもなんとなくでも察してあげれるような母親になりたいと思っています。N853_sensuwoaoguyukatadanshi500-thumb-260xauto